研究課題/領域番号 |
16K11567
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 神奈川歯科大学 |
研究代表者 |
向井 義晴 神奈川歯科大学, 大学院歯学研究科, 教授 (40247317)
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研究分担者 |
浜田 信城 神奈川歯科大学, 大学院歯学研究科, 教授 (20247315)
富山 潔 神奈川歯科大学, 大学院歯学研究科, 准教授 (90237131)
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研究協力者 |
石澤 将人
長谷川 晴彦
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | バイオフィルム / 根面齲蝕 / 細菌叢 / バイオフィルムモデル / 再石灰化 / TMR / パイロシークエンス |
研究成果の概要 |
多種細菌から構成されるポリマイクロバイアルバイオフィルムモデルを使用して培養期間や糖供給のタイミングによるpHならびに細菌叢の変化を観察し,口腔内環境に近似した活動性・非活動性齲蝕モデル開発の可能性を検討した. 初期齲蝕誘発環境をシミュレートした本実験系においてスクロースの添加・非添加により齲蝕関連細菌と歯周病関連細菌の優位性が細かく変化することが確認された.また,本モデルを利用した根面齲蝕予防策の一環として,バイオフィルム細菌叢に与える多種イオン徐放性フィラー溶出液の効果も検討し,S-PRGフィラー溶出液がinitial colonizerである菌属を効果的に抑制することが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多菌種培養のバイオフィルムモデルを使用して初期齲蝕誘発環境をシミュレートした実験系においてスクロースの添加・非添加により齲蝕関連細菌と歯周病関連細菌の優位性が細かく変化することが確認されたことから,今後は,本モデルの基質にエナメル質や象牙質を使用して実際の脱灰現象を再現し,齲蝕予防材料の効果や使用するタイミングの検討,ならびに効果的な再石灰化療法の開発を推進できると考えられた.
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