研究課題/領域番号 |
16K11569
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 鶴見大学 |
研究代表者 |
森戸 亮行 鶴見大学, 歯学部, 助教 (10514854)
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研究分担者 |
田畑 泰彦 京都大学, ウイルス・再生医科学研究所, 教授 (50211371)
細矢 哲康 鶴見大学, 歯学部, 教授 (00157033)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 象牙質/歯髄複合体 / 再生 / bFGF / simvastatin / ゼラチンハイドロゲル / 象牙質/歯髄複合体の再生 / 歯髄・象牙質複合体の再生 / 歯髄幹細胞 / 歯髄再生 |
研究成果の概要 |
褥瘡・皮膚潰瘍の治療薬であり、幹細胞を増殖させる線維芽細胞増殖因子(bFGF)と高コレステロール血症治療薬で知られ、骨や歯の一部である象牙質を作ることが知られているシンバスタチンとを使用して歯髄の再生を試みる方法を開発する目的で研究を開始した。bFGFにより歯髄の細胞が増殖し、シンバスタチンにより象牙質様の構造物を生成することがわかった。またそれら二つの薬を徐放するゼラチンハイドロゲルの作製にも成功している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今までの歯髄再生の研究の中心は歯髄内の幹細胞を使用して行うことがほとんどであった。しかしながら、その臨床応用には多くの問題点がある。例えば、幹細胞単離において抗体の使用を必要とするが、この手技が煩雑である上感染のリスクがある点、ならびに細胞自体のがん化の可能性がある点などである。これらの点を考えると本研究は細胞を使用せずに既に臨床応用されている薬のみで再生を試みる方法であるため、現実的で社会的に有意義であると考えられる。
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