研究課題/領域番号 |
16K11574
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
好川 正孝 大阪歯科大学, 歯学部, 客員准教授 (70148451)
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研究分担者 |
前田 博史 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (00274001)
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研究協力者 |
宮本 綾乃
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 歯の再生 / 幹細胞 / インスリン様成長因子-1 / Mizoribine / 担体 / 粘膜細胞 / 血中細胞 / 生理活性物質 / 口腔粘膜細胞 / 脱分化 / インスリン様成長因子 / 多孔質ハイドロキシアパタイト / 歯髄細胞 / 骨髄細胞 / 血液細胞 / nodule / 再分化 / アルギン酸スポンジ / 多孔質セラミックス / 血球系細胞 / Nodule / In vitro / 二相性担体 / 歯髄・象牙質複合体 |
研究成果の概要 |
インスリン様成長因子(IGF-1)またはMizoribine(Miz)を2日毎に2週間皮下投与したラットの粘膜細胞と末梢血細胞を採取した。粘膜細胞の培養ではMizの添加でカルシウム量の増加を認めた。IGF-1はこれらの細胞の増殖・分化を抑制する傾向を示した。粘膜細胞と血液細胞を播種した二相性多孔質担体を同系ラットの背部皮下に埋入した。7週後に、担体内にIGF-1投与ラット由来の粘膜細胞と血液細胞による硬組織形成と血管形成を認めた。 In vitroとin vivoの実験から、粘膜細胞の脱分化と硬組織形成、そして、血液細胞による血管形成の誘導に二相性担体が有効であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
整形外科では骨の再生に骨髄から幹細胞を採取するが、歯科領域では困難である。採取可能な血液または口腔粘膜の細胞から幹細胞を得て骨を再生する手法の確立が重要である。 インスリン様成長因子-1(IGF-1)またはMizoribine(Miz)を皮下に2日毎に2週間投与したラットから得た粘膜細胞と下顎切歯歯髄細胞をIGF-1またはMizを添加して培養した。その結果、Mizで石灰化物の形成が誘導され、IGF-1を皮下注射したラット背部皮下に埋入した二相性多孔質担体に口腔粘膜細胞による骨形成を認めた。組織液中の生理活性物質が骨形成を誘導し、歯の再生の実現にとって二相性担体を用いる意義が認められた。
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