研究課題/領域番号 |
16K11577
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 福岡歯科大学 |
研究代表者 |
米田 雅裕 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (10253460)
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研究分担者 |
廣藤 卓雄 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (10189897)
谷口 奈央 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 准教授 (60372885)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 混合感染 / 歯周炎 / S-PRG / 凝集 / P. gingivalis / T. forsythia / 口臭 / Porphyromonas gingivalis / Tannerella forsythia |
研究成果の概要 |
辺縁性および根尖性歯周炎の発症・増悪には複数の細菌の混合感染が重要な役割をはたしていると考えられている。我々は以前、歯周病原性細菌をマウスに混合して接種すると、それぞれを単一感染させた時に比べて病原性が増加することを報告した。 本研究課題では歯周病原性細菌のタンパク分解酵素および菌体表面の構造物が混合感染による相乗的病原性増強に関わっていることを明らかにした。一方、歯科材料の一種がこの混合感染による相乗的病原性増強効果を抑制することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯周炎や根尖性歯周炎は多くの国民を悩ます疾患であるが、その発症メカニズムは完全には解明されていない。口の中には多くの種類の細菌が棲んでおり、複数の細菌による協同作業が推測される。われわれに一連の研究でこの仮説が一部証明された。また、身近に用いている歯科材料がこの共同作業による病原性増強を阻害する可能性も示された。本研究成果により多くの国民を悩ます疾患の改善につながると期待される。
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