研究課題/領域番号 |
16K11579
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
小松原 浩実 北海道大学, 大学病院, 助教 (50221247)
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研究分担者 |
横山 敦郎 北海道大学, 歯学研究院, 教授 (20210627)
山本 悟 北海道大学, 歯学研究院, 助教 (10344524)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | カーボンナノホーン / GBR法 / 骨誘導因子 / インプラント周囲炎 / 線維芽細胞成長因子 / 歯科補綴学 / デンタルインプラント |
研究成果の概要 |
人工歯根を用いた欠損補綴(デンタルインプラント)は歯科の一分野としてその位置を確立している。しかし、デンタルインプラント治療後数年を経過した後に、インプラント周囲炎を引き起こし、それに伴うインプラント周囲骨の吸収により人工歯根の除去を余儀なくされる症例も少なくない。 我々は動物実験により、CNHsにhBMPおよびFGF-2を担持させた高機能化カーボンナノホーンを応用したGBR法の有用性を示し、インプラント周囲炎に対する有効かつ新たな治療法の実現への基礎を確立した。今後、デンタルインプラント周囲の骨欠損に対する本GBR法の有効性が確認できれば、インプラント周囲炎に対する効果的な治療法が確立できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、デンタルインプラントは広く臨床応用されるようになり、歯科の一分野としてその位置を確立している。しかし、デンタルインプラント治療後数年を経過した後に、口腔内細菌によるインプラント周囲炎を引き起こし、それに伴ってインプラント周囲骨の吸収が引き起こされる症例も少なくない。そのような症例においては、骨吸収に伴うオッセオインテグレーションの破壊により人工歯根の動揺が引き起こされ、結果的に人工歯根の除去を余儀なくされる。 今回の研究により、高機能化カーボンナノホーンを応用したGBR法の有用性が示されたことで、インプラント周囲炎により失われた骨組織のより確実な再生術の確立に近づいたと考えている。
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