研究課題/領域番号 |
16K11615
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
|
研究機関 | 鶴見大学 |
研究代表者 |
井川 知子 鶴見大学, 歯学部, 助教 (70552389)
|
研究分担者 |
小川 匠 鶴見大学, 歯学部, 教授 (20267537)
重田 優子 鶴見大学, 歯学部, 講師 (40367298)
|
研究協力者 |
大竹 義人
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
|
キーワード | 計算解剖学 / CADCAMシステム / デジタルデンティストリー / セグメンテーション / 統計アトラス / CAD/CAMシステム |
研究成果の概要 |
補綴治療に応用できる計算解剖学的手法に基づいた顎顔面統計アトラスの構築を可能とするため,頭頸部におけるCTの自動セグメンテーションを行うソフトウェアを開発し,上顎骨,下顎骨,咬筋,内側翼突筋の自動抽出を可能とした.また,金属アーチファクトの低減により失われた情報を復元することで,自動セグメンテーションの精度向上が可能となった.具体的には金属をシミュレーションして得られたCT画像を用い,一部修正を加えたNormalized Metal Artifact Reduction (NMAR)を用いて金属アーチファクトを低減した後,3D U-Netを用いて筋骨格セグメンテーションを行う手法である.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯科補綴は,補綴装置により欠損した顔面形態,顎骨や歯を補い機能を回復することにあるが,その環境は様々であり,固有の形態に合致し,良好な機能を回復することは難しい.本研究では,顎顔面頭蓋や歯列,歯の形態の様々なデジタル情報を用いて統計解析(計算解剖学的手法)を行うことにより患者個別に最適な解剖学的形態を算出,CAD/CAM技術に応用し,機能に即した顎顔面補綴装置や口腔内の修復装置を設計・製作することが目的である.これは個々に存在している多種多様な情報を効果的(有機的)に統合する手法であり,様々な研究へ展開可能である.
|