研究課題/領域番号 |
16K11616
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
武部 純 愛知学院大学, 歯学部, 教授 (50295995)
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研究分担者 |
石崎 明 岩手医科大学, 歯学部, 教授 (20356439)
帖佐 直幸 岩手医科大学, 歯学部, 准教授 (80326694)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 歯科補綴学 / 口腔インプラント学 / 傾斜機能型ナノハイブリッドインプラント / チタンインプラント表面性状 / 陽極酸化処理 / 水熱処理 / 歯髄幹細胞 / 骨形成 / 歯学 / 遺伝子 / 細胞内シグナル伝達系 / 純チタン / 口腔インプラント / 陽極酸化・水熱処理チタン / 新生骨形成 / 細胞内シグナル伝達 / 細胞移植 |
研究成果の概要 |
本研究では、ナノ構造の表面性状を有する傾斜機能型ナノハイブリッドインプラント(FnanoTi)と増殖能・多分化能を有する再生能力の高い歯髄幹細胞(DPSC)を併用した新治療の開発を目的として実施した。FnanoTi表面上におけるDPSC培養モデルを構築・分析した結果、FnanoTi表面上におけるDPSCの骨形関連遺伝子発現、石灰化基質形成は早期の段階から高値を示し、DPSCの骨形成分化は促進されることが明らかとなった。本研究から、FnanoTiインプラントとDPSCを併用移植する手法は、骨再生医療を応用したインプラント・補綴歯科治療戦略として有効である可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯の欠損部分に対しては種々の治療法がある。口腔インプラント治療もその一つであり、今回の研究では、研究代表者らが開発してきた「傾斜機能型ナノハイブリッドインプラント」を用いて、細胞増殖や骨再生能力の高い歯髄幹細胞を用いて研究を行った。今回の結果から、「傾斜機能型ナノハイブリッドインプラント」に歯髄幹細胞を併用・移植する方法は、インプラント表面上にて骨形成を促進させる方法として有効である可能性が示された。本研究は、骨再生医療を応用した口腔インプラント・補綴歯科治療への有効な新治療戦略の基盤を形成することに繋がり、国民のQOL向上に寄与する一助となることが期待できる。
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