研究課題/領域番号 |
16K11626
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
河野 文昭 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (60195120)
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研究分担者 |
浜田 賢一 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (00301317)
篠原 千尋 徳島文理大学, 保健福祉学部, 准教授 (50332820)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | リン酸カルシウムセメント / ジルコニア / ボールミリング / 間接引張り強さ / 圧縮強さ / 3Dプリンター / ゲル化剤 / ジルコニア繊維 / ナノジルコニア / 3Dプリンター / 流動性 / 粉液比 / ゲル化剤濃度 / βーTCP / ボールミリング法 / 注入性 / 強度 / 粉液非 / イノシトールリン酸 / β-TCP |
研究成果の概要 |
本研究は,高強度で骨親和性の高く,3Dプリンターで形態付与が容易な硬組織代替材料を創製するため、ジルコニア粉末と繊維を用いてリン酸カルシウムセメント(CPC)の強度の向上を図った。その結果、ジルコニア繊維では、間接引張強さに影響を与えなかった。ナノサイズ(約100nm)のジルコニアでは、3%含有で有意に増加した。ナノサイズのジルコニア粉末を加えることにより、高強度化がはかれることが示唆された。3Dプリンターで用いるために、ポロキサマーをゲル化剤として添加した結果,高さ約5 mmまで形状を維持した積層が可能となった。連続射出量を増やすことができれば,さらに積層は可能と期待できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
3Dプリンターの医療への応用は,CTとのリンクで手術部の模型や再生医療にも応用されている。リン酸カルシウムを用いたカスタムメイド人工骨の作製についても報告されているが,強度が低い点が問題である。そこで,ジルコニア粉末と繊維を用いてリン酸カルシウムセメント(CPC)の強度の向上を図った。その結果ナノサイズのジルコニア粉末を加えることにより、高強度化がはかれることが示唆された。また,ポロキサマーをゲル化剤として添加すれば,高さ約5 mmまで形状を維持した積層が可能であることが明らかとなった。
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