研究課題/領域番号 |
16K11629
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
河野 博史 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 講師 (20507165)
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研究分担者 |
菊地 聖史 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 教授 (50250791)
有川 裕之 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 助教 (90128405)
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研究協力者 |
白方 良典
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | ジルコニア / 低温劣化 / 高速焼成 / 透光性 / 焼成時間 / 2軸曲げ強さ / 焼成温度 / 表面改質 / バイオミメティクス |
研究成果の概要 |
焼成温度がジルコニアの機械的特性に与える影響に関しては、歯科用Y-TZPでは,ブロック体焼成温度の影響はきわめて大きく,焼成温度が高いとオートクレーブ処理による低温劣化が著しく生じ易くなることが示唆された。また、最高温度の保持時間が短くてもある程度の強さが得られることが示唆された。
昇温速度がジルコニアの透光性に与える影響に関しては、標準焼成スケジュールから焼結温度までの昇温時間を極端に短くしても統計的な有意差は認められなかったことから、高透光性TZP、PSZ共に、焼結温度までの昇温時間は透光性に影響を与えない可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年の歯科医療における患者の審美に対する高度な要求や金属アレルギーに対する懸念を鑑みたメタルフリーレストレーションへの移行、デジタルデンティストリーの急速な発展に伴うCAD/CAMシステムの導入などを踏まえると、その核心的素材となり得るジルコニアのさらなる歯科応用が求められているのが現状である。したがって、本研究の社会的意義は高いものであると考える。
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