研究課題/領域番号 |
16K11633
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
片岡 有 昭和大学, 歯学部, 講師 (90527300)
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研究分担者 |
柴田 陽 昭和大学, 歯学部, 教授 (30327936)
宮崎 隆 昭和大学, 歯学部, 特任教授 (40175617)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | チタン / オッセオインテグレーション / ナノインデンテーション / 水熱合成 / 人工アパタイト結晶 / 表面改質 / 骨質 / インプラント / 酸化チタン結晶 |
研究成果の概要 |
各種表面処理を行ったJIS2種チタン板を実験に供し、ワイヤ放電加工表面を施したEDSurfaceとコントロールとして機械加工表面を用い、分化誘導培地を用い間葉系骨髄細胞の培養をし、通法の細胞形状、遺伝子解析を行った。さらに石灰化組織顕微ラマン分光分析およびナノインデンテーションを用い、骨質の評価を総合的に行った。その結果、ワイヤ放電表面での骨質は優位に優れている結果となった。また、チタン表面での結晶配列を規定するための水熱合成による人工ハイドロキシアパタイト結晶の樹立することができた。単結晶の比較的大きいサイズの結晶を得ることができ、チタン表面での合成系を目指した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在行われている表面処理技術が、インプラント治療による早期機能回復に寄与することは、多く報告されている。しかしながら、生体反応は分子・ナノレベルの反応でもあるにもかかわらず、今研究では、今まで申請者らが検討してきたナノレベルでの分析機器を用いた検討を行うことで、それらを明らかにしようとする先駆的なものであった。また、超高齢社会のインプラント治療では、骨粗しょう症に代表される骨質の良くない患者も対象になることが考えられる。今回の研究で、骨質向上で重要であるコラーゲンとアパタイトの結合および配列が網羅的に明らかになれば、骨質改善を視野に入れたインプラント体開発も可能になる。
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