研究課題/領域番号 |
16K11637
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
川良 美佐雄 日本大学, 松戸歯学部, 兼任講師 (20147713)
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研究分担者 |
小見山 道 日本大学, 松戸歯学部, 教授 (60339223)
飯田 崇 日本大学, 松戸歯学部, 講師 (50453882)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 高齢者 / 中枢 / リハビリテーション / 口腔機能 / 認知症 |
研究成果の概要 |
口腔機能の低下が中枢へ影響を及ぼす因子の解明を目的とし、咬合支持域と脳の形態の関係について検討した。被験者(52名、66.1±1.64歳)をEichnerの分類にて咬合支持あり群(OSG群)、咬合支持なし群(NOSG群)の2群間に分類した。各被験者のMRI画像の撮像をし、MRI画像からVBMにて各被験者の灰白質および白質の脳容積を算出した。OSG群における前頭前野および補足運動野の灰白質と白質の脳容積はNOSG群と比較して有意に高かった(P < 0.001)。以上より、咬合支持の有無が、前頭前野と補足運動野における脳容積量の変化を引き起こすことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでに咀嚼と脳に関する様々な検討がなされ、咀嚼活動中の脳活動は他の身体部位の運動と比較して特異的な活動であることが示されてきた。しかしながら、咀嚼運動は日々行われている運動であることから、その継続的な咀嚼運動が脳の形態へ及ぼす影響を検討することは、歯科学において有用な知見となると考えられる。 本研究では、噛み合わせをする支持域の差が脳の形態に与える影響について検討を行った。結果として、かみ合わせを支持する領域の減少は脳の前頭前野の形態に影響を及ぼすことが示唆された。したがって、歯科治療によって噛み合わせの支持域を維持することは脳に対しても有用なことである可能性が示唆された。
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