研究課題/領域番号 |
16K11645
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯科医用工学・再生歯学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
大竹 志保 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (50549946)
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研究分担者 |
野崎 浩佑 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (00507767)
吉田 恵一 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 准教授 (60240280)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 象牙質 / 接着 / 歯科材料 / 炭酸アパタイト / プライマー / 引張接着強さ / 歯冠修復材料 / 歯科用接着材 / サンドブラスト / マイクロテンサイル / ハイドロキシアパタイト / 炭酸含有アパタイト / ナノ / 表面電荷 |
研究成果の概要 |
本研究は,う蝕に罹患した歯の象牙質を補綴装置を用いて治療した際の長期的な予後を改善するバイオマテリアル創製のための研究基盤を確立することを目的とした.ヒト象牙質に近似した炭酸含有アパタイトを開発した.また,補綴装置の確実な接着強さを得るためには,補綴装置用材料であるコンポジットレジンブロックの表面改質にはサンドブラスト処理を接着操作直前に行うことが望ましいことが明らかとなった.また,優れた生体適合性や機械的特性を持ち,化学的にも非常に安定した材料であるPolyetheretherketone(PEEK)とレジンセメントの接着強度はSiO2含有量40wt%のPEEKが有用であることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高い審美性や金属アレルギーの心配がないことよりメタルフリー修復が行われてきており複雑な加工,成形が可能となった各種歯科用CAD/CAM材料が歯科において導入されてきている.しかしこれらの材料は化学的にも安定した材料でありその高い安定性により接着については困難な状態であるが,これらの歯科材料を臨床において使用するためには確実な接着が求められる.本研究においてCAD/CAM用レジンブロック,PEEK,新規加圧成形型セラミックスについて更なる有効な接着システム,または表面処理条件を解明した事により,臨床においてより確実な接着操作が可能となり,学術的にも社会的にも有意義な研究成果をあげることとなった.
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