研究課題/領域番号 |
16K11658
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯科医用工学・再生歯学
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研究機関 | 明海大学 (2017-2018) 東京医科大学 (2016) |
研究代表者 |
虻川 東嗣 明海大学, 歯学部, 准教授 (50453717)
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研究分担者 |
米山 勇哉 杏林大学, 医学部, 助教 (10759799)
近津 大地 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (30343122)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 骨再生 / 再生医療 / Tissue Engineering / Jaw Reconstrustion / 骨形成 / 未分化間葉系細胞 / 骨誘導因子 / 生体吸収性材料 / PLGA / ドラックデリバリー / デキサメタゾン / アスコルビン酸 / ベータグリセロリン酸 / プロスタグランジン / 顎骨再建 |
研究成果の概要 |
骨形成を誘導するために, 時間経過とともに適量の骨誘導因子を放出するscaffoldを開発し, その放出局所濃度を評価した. ScaffoldとしてPLGAを用いた. 骨誘導因子としてデキサメタゾン(Dex), アスコルビン酸(AsAc), ベータグリセロリン酸(bGP)をPLGAに侵入させた. 時間経過とともにPLGA から放出される骨誘導因子を測定した.【結果】Dexは3時間まで放出が確認された. AsAcは3時間, 12時間, 24時間ともに放出が確認され, 時間依存的に濃度は低下した. bGPは3時間, 12時間, 24時間ともに放出が確認され, 時間依存的に濃度は低下した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
顎骨再建において, 多くの骨伝導能を有する材料が使われている. しかし骨誘導能を有し, かつ副作用のない材料は少ない. 本研究では骨が必要な場所へ骨形成を誘導するために, 時間経過とともに適量の骨誘導因子をcontrolled releaseするscaffoldを開発し, その放出局所濃度を測定した. 未分化細胞は骨誘導因子のDex(10-100 nM), AsAc(50 μg/mL), bGP(10 mM)のもとで効率的に骨芽細胞へ分化し増殖するが, 本研究では, PLGAから3種類の骨誘導因子を持続的に放出させることが可能となり, 骨芽細胞の分化・増殖に対し有効であることが示唆された.
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