研究課題/領域番号 |
16K11667
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯科医用工学・再生歯学
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研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
馬場 俊輔 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (40275227)
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研究分担者 |
橋本 典也 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (20228430)
本田 義知 大阪歯科大学, 歯学部, 准教授 (90547259)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 薬物徐放性材料 / 線維芽細胞成長因子 / 薬物徐放担体 / bFGF |
研究成果の概要 |
本プロジェクトの目的は、3次元多孔質体スキャホールドに対して、塩基性線維芽細胞増殖因子(bFGF)を固定化するなどの表面修飾を施すことによって、広範囲骨欠損ならびに歯周組織を再生することである。bFGF固定化群では2週でα-TCPの吸収と周囲の新生骨、新生セメント質、シャーピー線維を伴った歯根膜構造を認めた。イヌ下顎骨二壁性骨欠損モデルにおいて、bFGF固定化α-リン酸三カルシウムは早期に歯周組織再生を促すことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔癌や顎骨骨折等によって生じた広域顎口腔組織欠損は、患者に大きな身体的および、精神的負担を生じさせる。これまでこの治療に対しては、欠損補綴や顎補綴治療が広く用いられてきたものの、利用される補填物は恒久的な発音障害・審美障害・咀嚼障害を生じさせ、患者の生活の質を大きく損ねている。 開発した薬物徐放性材料と有用な幹細胞を用いた本研究の遂行により,広域顎口腔組織欠損の再生が可能となれば,インプラント治療の適応範囲が大幅に広がるだけでなく、患者のQOLを大きく改善することになる。
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