研究課題/領域番号 |
16K11675
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
西澤 悟 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (00646200)
|
研究分担者 |
浅輪 幸世 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (10769912)
星 和人 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30344451)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 薬剤性顎骨壊死 / iPS細胞 / 細胞治療 / MSC / 顎骨壊死 / 間葉系幹細胞 / 再生医療 / 骨粗鬆症 / 薬剤関連性顎骨壊死 / iPS細胞由来間葉系幹細胞 / iPS / 薬剤関連顎骨壊死 |
研究成果の概要 |
細胞移植治療に用いられるMSCの多くは骨髄または脂肪組織から採取したものである。しかし特性の高いMSCは大量には採取できない。しかも、MSCは培養により急速に脱分化し細胞特性を喪失する。さらに高齢者ではMSCの増殖性が低下していることから、全年齢を対象とした治療方法にはなり得ない。そこでMSC供給源として人工多能性幹細胞(iPS細胞)に着目し、iPS細胞から細胞治療に使用するMSCを作製した。このとき血小板由来成長因子受容体をコードするPdgfr遺伝子の発現量を指標として、成熟度が異なるMSCを製造した。このMSCを顎骨壊死疾患モデルマウスに投与して治療効果を評価した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の特色はiPS細胞の分化誘導技術とモデル動物作製技術を組み合わせることで、これまでの骨髄由来MSCを用いた方法では不可能だった大量かつ分化段階の異なるMSCをiPS細胞から誘導し、薬剤性顎骨壊死(ARONJ)モデル動物を用いて細胞移植治療の各種検討をおこなうことでARONJに対する細胞移植治療の有用性を実証することにある。本研究で得られた成果は、口腔外科領域のみならず、脳神経外科、整形外科や形成外科など、骨再建を担う他科においても有意義な知見となるものであり、広く医療に貢献するものと考えている。
|