研究課題/領域番号 |
16K11696
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
中原 寛和 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (70324796)
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研究分担者 |
古郷 幹彦 大阪大学, 歯学研究科, 教授 (20205371)
内橋 俊大 大阪大学, 医学部附属病院, 助教 (60757839)
藤堂 具紀 東京大学, 医科学研究所, 教授 (80272566)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 口腔癌 / ウイルス療法 / 単純ヘルペスウイルス / 免疫チェックポイント阻害剤 / 扁平上皮癌 / 腫瘍溶解ウイルス / 免疫チェックポイント阻害剤「 / 免疫チェックポイント阻害 / HSV-1 / 免疫療法 / PD-1抗体 |
研究成果の概要 |
口腔癌は手術を中心とした治療が行われているが、手術による機能障害を避け得る新しい治療法の出現が期待されている。近年、癌細胞で選択的に複製するウイルスを癌治療に応用され、単純ヘルペスウイルスI 型(HSV-1)は癌治療に適した特徴を有することがわかってきた。第三世代遺伝子組換えHSV-1(G47Δ)は、研究分担者藤堂具紀(東大医科研)によって開発された抗腫瘍ウイルスで、高い安全性を維持しつつ、癌細胞におけるウイルス複製能と惹起される抗腫瘍免疫が増強し、強い抗腫瘍効果を発揮した。本研究はこのG47Δを用いたウイルス療法を口腔癌の治療の導入するための研究である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔癌は全癌の5%程度を占めており、手術を中心とした集学的治療が行われており治療の可能な癌の一つになってきた。しかし口腔癌は呼吸、咀嚼・嚥下、発声、構音などの生活上で重要な機能が集中した部位であり、手術による機能障害は大きなQOL の低下をもたらすため、手術による機能障害を避け得る、新しい治療法の出現が待望されている。本研究の第三世代遺伝子組換えHSV-1(G47Δ)が臨床応用されれば、侵襲の少ない口腔癌治療の実現が可能となり、社会的意義も絶大であると考えられる。
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