研究課題/領域番号 |
16K11706
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 神奈川歯科大学 |
研究代表者 |
三好 代志子 神奈川歯科大学, 大学院歯学研究科, 講師 (70288075)
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研究分担者 |
窪田 展久 神奈川歯科大学, 大学院歯学研究科, 講師 (20234495)
居作 和人 神奈川歯科大学, 大学院歯学研究科, 講師 (90257296)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ナノテクノロジー / 酸化チタン / ハイブリット粒子 / ガン治療 / 光触媒 / 光照射 / 抗がん剤副作用 / 抗腫瘍効果 / 癌治療 / 口腔癌 / ナノ修飾光触媒 / ハイブリット微粒子 |
研究成果の概要 |
がん治療は長期にわたって繰り返し持続されるにつれ、治療やその副作用によって患者さんのQOL(生活の質)を低下させる。このQOLが少しでも改善されるような効果的な新規がん治療の確立が望まれている。様々な化学反応を触媒・促進する酸化チタンに化学結合させたハイブリット粒子に着目した。酸化チタンは紫外線を照射すると光触媒作用によって抗がん作用に寄与する活性酸素種を生成、強い酸化反応を引き起こすことが知られている。これを応用し標的となる口腔癌のみで選択的に薬効を発揮させることができる。そこで、口腔癌においてナノテクノロジーを用いハイブリット粒子と光照射効果による治療の可能性と条件や機序を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔癌治療へのTiO2-PAA/ADMの新しい応用の可能性を探ることで、生化学的や分子生物学的な手法でTiO2-PAA/ADMが癌細胞にどのような変動が起こり得るか目的とした。 光触媒という新しい考えは今まで有効な癌治療が確立していない口腔癌の治療への応用をまず考え、これらに光触媒がうまく臨床応用できれば口腔癌治療へ新しい安全性の高い手法となることに特色があった。今後さらに、より病変部にTiO2-PAA/ADMの特性が効果的に利用すれば新しい治療展開が開けることが明らかになってきた。癌治療の局所化も期待できた。これをもとに口腔悪性腫瘍に応用してきた。
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