研究課題/領域番号 |
16K11722
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
村上 純 岡山大学, 歯学部, 博士研究員 (40362983)
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研究分担者 |
岡田 俊輔 岡山大学, 歯学部, 客員研究員 (00759681)
竹中 文章 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (10642522)
江口 傑徳 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (20457229)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 口腔扁平上皮癌 / セツキシマブ / エクソソーム / 細胞外小胞 / 扁平上皮癌 / 薬剤耐性 / 口腔癌 / 癌 |
研究成果の概要 |
セツキシマブ(商品名:アービタックス)は、抗上皮成長因子受容体(EGFR)標的抗癌剤です。日本では、2012年に頭頸部扁平上皮癌に対して承認された。セツキシマブはEGFRに結合し、受容体機能を阻害して抗癌作用を示す。細胞外小胞を介する新たな抗癌剤の耐性機構が明らかになってきた。そこで我々も、口腔癌細胞が示すセツキシマブ耐性に、細胞外小胞が関与するのではないかという着想に至り、腔癌細胞が分泌する細胞外小胞を介したセツキシマブ耐性機序を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔癌細胞は、EGF刺激によりエクソソームの放出量が増加し、放出されたエクソソームはEGFRを高発現していた。ギータンジャリーらは、EGFRを高発現している前立腺癌細胞は、エクソソームを介してEGFRを放出することを報告している。このことから、抗EGFR抗体薬であるセツキシマブ代謝へのエクソソームの関与が示唆された。 これらの結果から、口腔癌細胞はエクソソームを介して、EGFRを細胞外へ放出し、薬剤耐性に関与している可能性が示唆された。
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