研究課題/領域番号 |
16K11739
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
松下 和裕 北海道大学, 歯学研究院, 助教 (10399933)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 口腔外科 / 顎変形症 / 顎関節 / センサー / 関節位置 / 下顎枝矢状分割術 / 軌跡 / フォースセンサー |
研究成果の概要 |
顎関節の動きを皮膚の上に設置したセンサーで評価するシステムの構築を試みた。日本写真印刷株式会社製のフォースセンサー(55mmX55mm)を用いた。手指でスマートフォンのタッチパネルをなぞるように、関節頭の外側極でセンサーの表面をなぞりその軌跡を描出することを目指した。センサーをスポンジに接着剤で固定し、スポンジごと外側から皮膚へ圧迫する方法で軌跡を描出した。 結果、関節結節を超える前方滑走や、大きな回旋運動は描出可能で再現性もあったが、手術で必要な関節窩内にとどまるわずかな範囲での関節頭の描出は困難であった。ただ、今後の構想につながる大きな意味のある研究であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
顎関節の動きは関節窩から前方に滑走し、その軌跡は開閉口時、ほぼ同様であった。これまでパントグラフを用いて描記していたものと同様の軌跡が描けた。よって、従来は顆頭運動の経路を描記するためには、複雑な器具が必要であったが、容易に描記できることが判明し、さらにこの概念の正当性が証明された。ただ、顎変形症の治療で必要な関節窩内部での関節頭の僅かな動きを評価する精度まではなかったことが判明した。しかし、今後の研究のヒントは見つかった。
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