研究課題
基盤研究(C)
マウスの顎下腺をチタンクリップで結紮し,顎下腺結紮モデルマウスを作成した。マイクロアレイ解析にて,非結紮顎下腺に比較して24時間結紮した顎下腺で4倍以上発現が上昇した15 miRNAおよび103遺伝子が同定された。miR-710では,カットオフ値2.5倍以上で, Clip4とIer 5が挙げられた。免疫組織学的染色では,Ier 5は腺房細胞に局在しており,24時間結紮すると発現が増加していた。
本研究結果より,Clip 4やIer 5は唾液腺の萎縮に関与している可能性が示唆された。この成果は唾液腺組織再生の研究にも貢献できると考える。さらに、臨床研究へ誘導できる重要な基礎研究として位置づけられ、“唾液分泌低下の改善”という患者のQOL向上が期待できるだけでなく、唾液腺疾患への治療応用へも可能性を秘めていると考える。
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