研究課題/領域番号 |
16K11752
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
|
研究機関 | 徳島文理大学 (2018-2019) 徳島大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
藤澤 健司 徳島文理大学, 保健福祉学部, 教授 (40228979)
|
研究分担者 |
宮本 洋二 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (20200214)
永井 宏和 東北大学, 歯学研究科, 准教授 (50282190)
大江 剛 徳島大学, 病院, 講師 (60432762)
高丸 菜都美 徳島大学, 病院, 助教 (40513031)
石川 邦夫 九州大学, 歯学研究院, 教授 (90202952)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 多孔質炭酸アパタイト / 炭酸アパタイト多孔体 / 冷間等方圧加圧法 / 再生医療 |
研究成果の概要 |
硫酸カルシウムとファイバーを混和して硬化させた後に、高温に加熱してファイバーを焼却し粉砕することで多孔質の顆粒を作製し、溶解析出反応で低結晶性の炭酸アパタイト多孔体を作製した。組成および形態学的分析で、炭酸アパタイトへの組成変換と気孔の維持を確認した。この多孔体をウサギ頭蓋骨欠損部に埋入したところ、顆粒周囲と気孔内部に新生骨の形成が確認できた。このことから炭酸アパタイト多孔体は骨補填材として有用であることが明らかとなった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
顎骨の欠損や萎縮などの部位に対して骨補填材が移植されるが、異物とならずに自家骨のように吸収され、骨に置換する材料が求められる。われわれは、生体骨に類似した炭酸アパタイトに着目し、炭酸カルシウムを出発物質として、溶解析出反応で低結晶性の炭酸アパタイト硬化体を作製する方法を開発した。これまでは緻密体の材料であっが、これを多孔化することにより速い骨の再生が可能になるとともに、新たな骨再生医療の開発も期待できる。
|