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可視化リアルタイム解析によるオピオイド製剤耐性形成機構解明と新規鎮痛法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K11754
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 外科系歯学
研究機関長崎大学

研究代表者

倉田 眞治  長崎大学, 病院(歯学系), 助教 (20325666)

研究分担者 上園 保仁  国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 分野長 (20213340)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードオピオイド / オピオイド受容体 / 耐性 / 歯科麻酔学
研究成果の概要

最適な周術期鎮痛法開発のため,オピオイドや鎮痛薬のオピオイド受容体 (OR)の活性に与える影響について,培養細胞を用いた可視化リアルタイム解析によるμOR細胞内局在ならびにCellKeyシステムによるGタンパク活性を解析した。
(1)レミフェンタニル(RF)は,濃度依存性に鎮痛作用に関与するμORのGタンパク経路を活性化し,副作用に関与するβアレスチン経路を活性化した。(2)S(+)ケタミンを併用は,RFで活性化したμORのGタンパク活性には影響を与えないが,βアレスチン経路を抑制した。
これらの結果は,S(+)ケタミンがRFによる急性耐性形成などの副作用発症予防に有用である可能性を示唆する。

研究成果の学術的意義や社会的意義

歯科・口腔外科領域では,持続的な鎮痛を行うことが難しく,手術の痛みや慢性痛で苦しむ患者も多い。鎮痛には医療用麻薬(オピオイド)が使用されているが,時に呼吸抑制や耐性形成(効きづらくなる)を発症しその対応に難しくなることがある。そこで副作用が少ないかつ効果的な鎮痛作用を併せ持つ,鎮痛方法の確立は重要である。本研究で得られた結果は,オピオイド製剤の特性を一部解明するとともに,呼吸抑制・耐性形成の副作用の問題を解決し,また適切な鎮痛方法の確立・新規鎮痛薬の開発に貢献できると考える。

報告書

(5件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 麻酔および緩和ケアで用いられるレミフェンタニルおよびフェンタニルの薬理学的特性解析とその比較2017

    • 著者名/発表者名
      石橋尚人,倉田眞治,大道容子,荻野拓海,大栗宝子,松出知子,江藤萌子,宮野加奈子,野中美希,南 浩一郎,藤井秀明,樋上賀一,鮎瀬卓郎,上園保仁
    • 学会等名
      第90回日本薬理学会年会
    • 発表場所
      長崎ブリックホール・長崎新聞文化ホール(長崎県・長崎市)
    • 年月日
      2017-03-15
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2021-02-19  

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