研究課題/領域番号 |
16K11758
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
高須 曜 横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 助教 (60647999)
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研究分担者 |
廣田 誠 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (20347305)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | インプラントシミュレーション / 顎骨再建 / 有限要素法 |
研究成果の概要 |
顎骨切除後の下顎骨は骨の形態が非対称であり、特に正中部は応力がかかりやすく、咬合負荷をする場合には骨の強度を考慮する必要がある。チタンインプラントは顎骨機能の回復に有用であるが、顎骨切除後症例では残存骨やインプラント周囲への負荷を考慮する必要がある。本研究では、骨再建用スキャホールドによる再建を念頭におき、咬合応力をどのように分布させることが最適であるかインプラントシミュレーションを実施して検討した。インプラントを作用点とした下顎応力解析ではそれぞれを結合させることで3点分布においても4点分布と同等の応力軽減を図ることが可能であり、その分布は切除部から離れた片側1点、反対側2点が最適であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
辺縁切除後の下顎ではインプラント埋入が困難であり、骨結合型スキャホールドなど新規材料の開発が望まれる。切除された下顎では咬合を4点で受ける場合には切除部から離れた後方に作用点(インプラント)を置くことで応力が減少し、切除部およびインプラント周囲にかかる応力が最小になると考えられた。また、3本埋入した場合は1本側のインプラントを切除部から離れた位置に埋入することで、インプラント周囲の応力が許容可能な範囲になることが実証され、解剖学的に作用点を4点おけない場合でも、3点で上部構造が固定されていれば安定した咬合負荷が可能になる可能性が本シミュレーションから示唆された。
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