研究課題/領域番号 |
16K11768
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 日本歯科大学 |
研究代表者 |
砂田 勝久 日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (50171286)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | バソプレシン / リドカイン / 歯科用局所麻酔薬 / 麻酔効果 / 循環動態 / 局所麻酔 / 血管収縮薬 / 麻酔作用 / 局所麻酔薬 / 歯科麻酔 / レーザードップラー血流計 / テイルカフ法 / 体性感覚誘発電位 / 歯学 |
研究成果の概要 |
本研究では、バソプレシン添加局所麻酔薬の麻酔効果を検討することを目的とした。そこで、局所麻酔薬のリドカインに、バソプレシンを加え、ラット口腔内に投与して麻酔効果と循環に与える影響を測定した。さらに放射性同位元素を用いて、麻酔薬の組織内分布についても検討した。その結果、0.03U/mlバソプレシン添加リドカインの局所投与は組織血流量を低下させた。また、麻酔作用と組織内分布時間を増強させ、さらに循環動態に影響を与えないことが明らかとなった。したがってバソプレシンはアドレナリンに代わる、有用な局所麻酔添加薬になり得ると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯科では、十分な効果を得るためにアドレナリンを含んだ局所麻酔薬が頻用されている。一方、高齢化社会の到来に伴って、循環器疾患患者が治療を受ける機会が激増している。これらの患者に対するアドレナリン含有麻酔薬の投与は、血圧上昇や不整脈の原因となる。そこで、循環器に対する影響が小さいバソプレシンの有効性について検討した。その結果バソプレシンは、アドレナリンに代わる有用な局所麻酔添加薬になり得る可能性が示唆された。
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