研究課題/領域番号 |
16K11777
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
|
研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
村本 健 東京医科歯科大学, 歯学部, 非常勤講師 (30345300)
|
研究分担者 |
細道 純 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (00420258)
石田 雄之 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (00516297)
鈴木 淳一 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (90313858)
|
研究協力者 |
山口 博之
李 凯
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | NFκBデコイ核酸 / 炎症 / 変形性関節症 / 動物モデル / 移植 / 核酸医薬 / デコイ / デコイ核酸 / NF-κB デコイ / 炎症制御 / デコイオリゴ核酸 / NFκB / 顎関節組織 / 歯周組織 / 歯学 / 顎関節 |
研究成果の概要 |
かつて矯正歯科治療の患者層は若年者が中心であったが、社会の高齢化やライフスタイルの変化、患者さんの機能のみならず審美面への高いニーズにより、成人の矯正歯科治療患者の割合が近年増加している。これに伴い、成人、特に、中高年の患者が抱える顎顔面領域の疾患である歯周病、顎関節症などが矯正臨床上の課題となっている。とりわけ、歯周病における口腔内炎症、顎関節症における骨および軟骨の炎症の制御、さらには、低侵襲かつ効率的である組織再生医療の開発が求められる。そこで、本研究は、ラット疾患モデルを対象に、NF-κBデコイ核酸による口腔内炎症への応用を行い、デコイ核酸による新たな治療法の可能性を検討した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
核酸医薬であるNF-κBデコイは、これまで皮膚科疾患や整形外科疾患、腫瘍疾患などに対する、新たな治療法として検討されてきたが、顎口腔疾患への応用はあまり検討されていない。研究代表者と研究分担者は、先行研究において、歯周疾患モデル動物に対して、NF-κBデコイの投与実験を行い、口腔内炎症および骨吸収の抑制を、In vivoにて明らかにしてきた。本研究においては、先行研究を受け、NF-κBデコイの顎口腔領域への応用の可能性を広げるため、成人における歯牙移植を想定した動物モデルへの応用まで試み、移植歯の治癒向上を示唆する基礎データを初めて示すことができた。
|