研究課題/領域番号 |
16K11779
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
小林 起穂 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (20596233)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 頭蓋骨縫合癒合症 / アペール症候群 / miRNA / 頭蓋骨縫合早期癒合症 / 骨代謝 / 歯科矯正学 / Craniosynostosis / FGFシグナル / 先天性疾患 / 頭蓋冠早期癒合症 |
研究成果の概要 |
miRNAアレイにて、1265種類のmiRNAについて発現を検索したところ、アペールマウス(Ap)および野生型マウス(Ct)の冠状縫合部において511種類のmiRNA発現が確認された。Ctと比較してApにおいて19種類のmiRNA発現が有意に亢進し、5種類のmiRNA発現が抑制されていた。リアルタイムPCRにより、Ctと比較して、Ap(n=3)においてmmu-miR-182-5p、mmu-miR-206-3pの有為に高い発現が確認され、mmu-miR-133a-3pの発現が高い傾向にあった。これらmiRNAは頭蓋縫合早期癒合症の発症に関与する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
頭蓋冠縫合部の発生過程におけるmiRNAの発現およびその機能は全く不明であったが、本研究により500種類以上のmiRNAが発生中の頭蓋冠縫合部に発現することが明らかとなり、何らかの役割を果たす可能性が示唆された。これにより、顎顔面領域に形態異常を呈する先天性骨代謝疾患に対し、新たな創薬ターゲットを探索し、新規治療法の開発基盤となることが期待される。
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