研究課題/領域番号 |
16K11794
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
飯嶋 雅弘 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (20305915)
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研究分担者 |
六車 武史 北海道医療大学, 歯学部, 講師 (20343436)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | バイオアクティブガラス / 再石灰化 / 表面改質 / エレクトロディポジショニング / 機械的特性 / キトサン / エナメル質再石灰化 / ナノ粒子 / 矯正材料 |
研究成果の概要 |
本研究では矯正用ステンレス鋼に対するバイオガラス(BG)とエレクトロディポジショニング(EPD)法による表面改質について調べた。BG改質試料は、非改質試料と比較して有意に高い反射率とL値を示した。直流電流では交流電流よりも厚い改質層を形成した。全てのBG層はアモルファス構造を有し、良好な界面接着を示し、主にSiとOにより形成されていた。人工唾液浸漬により、BG改質試料とともに浸漬したエナメル質試料は、時間の経過に伴い硬さと弾性係数の有意な回復を示した。以上より、BGを用いたEPD法によって、生体親和性に優れ、高いエナメル質再石灰化能を有する審美性矯正用金属材料を開発できることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
固定式の装置を使用した矯正治療では、低い審美性やう蝕の誘発という問題がある。本研究では、高い生体活性を有するバイオガラスを利用した金属材料の表面改質が、歯の再石灰化能とう蝕抑制機能を有する審美性矯正用材料に応用可能であることを明らかとした。
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