研究課題/領域番号 |
16K11807
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
加藤 大樹 九州大学, 歯学研究院, 助教 (30452709)
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研究分担者 |
佐藤 浩 九州大学, 歯学研究院, 助教 (00421313)
廣藤 雄太 (広藤 雄太) 九州大学, 歯学研究院, 助教 (80759746)
山座 治義 九州大学, 歯学研究院, 准教授 (30336151)
増田 啓次 九州大学, 大学病院, 講師 (60392122)
野中 和明 九州大学, 歯学研究院, 教授 (90128067)
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研究協力者 |
目野 主税
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 口唇裂口蓋裂 / 酸化ストレス / ミトコンドリア / 葉酸 |
研究成果の概要 |
口唇裂口蓋裂の発症頻度は700人に1人と極めて高く、予防法の開発は急務であるが、発症機序が十分に解明されておらず、有効な予防法は確立されていない。口唇裂口蓋裂の発症要因の一つとして、酸化ストレスが示唆されている。また、疫学調査で口唇裂口蓋裂予防効果が報告されている葉酸の作用として、抗酸化ストレス作用が示唆されているが、詳細は不明であった。そこで本研究は、顎顔面形成に重要な働きをする神経堤由来幹細胞を細胞モデルとして、葉酸の抗酸化ストレス作用機序解明を行った。その結果、葉酸がミトコンドリアからの活性酸素種産生を低下させること、またミトコンドリア機能を改善し細胞機能を回復させることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで葉酸の抗酸化ストレス作用機序は十分に解明されていなかったが、本研究では葉酸はミトコンドリア機能を回復させることで、抗酸化ストレス作用を発揮することを明らかにできた。葉酸摂取が口唇裂口蓋裂や神経管閉鎖障害等の先天異常を予防することが知られているが、本研究成果を通じて、葉酸摂取による先天異常予防を世間に再啓発できると考える。
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