研究課題/領域番号 |
16K11814
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
清水 邦彦 日本大学, 松戸歯学部, 准教授 (30328760)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 齲蝕感受性 / 遺伝因子 / 染色体置換マウス / 唾液分泌 / 唾液分泌量 / マウス第2番染色体 / コンジェニックマウス / 刺激時唾液分泌量 / 第2番染色体 / コンソミックマウス / 齲蝕症 |
研究成果の概要 |
齲蝕(むし歯)に影響する遺伝因子を調査するため、齲蝕感受性の高いマウスと感受性の低いマウスから樹立した染色体置換マウスを使用して、さらに染色体置換領域を狭めた3系統のコンソミックマウスを作製した。この3系統の齲蝕スコア、刺激時唾液分泌量、エナメル質硬度を解析した結果、本実験系での齲蝕抵抗性には唾液分泌量が強く関与し、この唾液分泌に関与する遺伝要因がマウス第2番染色体の84Mbpと163Mbpの間に存在する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、虫歯になりやすいマウスと、なりにくいマウスを利用し、これら実験用マウスの虫歯になりにくい体質の1つとして、唾液分泌量の関与を直接的に証明した。さらに唾液分泌量に影響する遺伝因子が、マウス第2番染色体の一定領域に存在することを明らかにした。この領域はヒト第15番染色体に相当する。今後、この領域に存在し,虫歯の感受性に関与する遺伝子が特定できれば、ヒトにおいて、新しい虫歯予防法の開発に繋がると考えられる。
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