研究課題/領域番号 |
16K11823
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯周治療系歯学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
齋藤 恵美子 北海道大学, 歯学研究院, 助教 (80374528)
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研究分担者 |
齋藤 彰 北海道大学, 歯学研究院, 助教 (20301913)
高橋 茂 北海道大学, 歯学研究院, 准教授 (70241338)
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研究協力者 |
高橋 智美 北海道大学大学院, 歯学研究院, 技術専門職員 (50399953)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | スキャホールド / ドラッグデリバリーシステム / 歯周組織再生 / bFGF / コラーゲン / βTCP / 水平性骨欠損 / ハニカムコラーゲン / ランダムβTCP / ランダムβTCP / 歯周再生医学 / βTCP |
研究成果の概要 |
本研究では、広い骨欠損を有する重度の歯周病患者に対して、歯周組織再生量、特に支持骨の再生量の増大を図る目的で、現在、歯周組織再生に有効性が認められている成長因子であるFGFを用いて、複数の組織から成り立つ歯周組織を、再生させる組織ごとに複数の担体を組み合わせる移植法の有効性を検索した。その結果、広い水平性骨欠損部において1種類の担体を用いて移植を行った場合に比べて、複数の担体を用いて移植を行ったほうが、支持骨の再生量が増大するという結果が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在の歯周組織再生療法では、歯を支える支持骨が多く失われてしまった患者にとって、支持骨を確実に再生させることはできない。そこで我々は、審美性をはじめ咬合等の機能回復のためにも、このような歯を支える支持骨が失われた広い骨欠損を対象とした歯周組織再生療法の開発は急務であると考えた。本研究では、歯を支える支持骨の再生量の増大を図るために、再生させる組織ごとに、歯根面側と歯槽骨側で担体の種類を変えて移植を行ったところ、支持骨の再生量を増大させることに成功した。本研究の結果は、歯周病によって、歯を失うことが多い歯周病患者にとって、新しい歯周組織再生療法の開発に貢献することができると考えられる。
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