研究課題/領域番号 |
16K11831
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯周治療系歯学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
武田 克浩 広島大学, 医歯薬保健学研究科(歯), 助教 (10452591)
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研究協力者 |
佐々木 慎也
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 脳由来神経栄養因子 / 歯周炎 / 非外科的歯周治療 / ビーグル犬 |
研究成果の概要 |
脳由来神経栄養因子(BDNF)は非外科的歯周治療と併用することで、過度の炎症を抑制し、セメント質や歯周靭帯、歯槽骨などの歯周組織の再生を促進することが示唆された。また、in vivoで認められた炎症制御の機序の一端として、BDNFがマクロファージの活性に及ぼす作用が考えられた。すなわち、BDNFはマクロファージの貪食能を亢進させることで創傷治癒の初期に起炎物質の排除を促進し、歯周組織再生の促進に寄与している可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
軽度歯周組織破壊は進行した歯周炎と比較すると、①重症化の危険性がある、②完全再生の可能性がある、③罹患患者が多いという特徴がある。BDNFによって軽度歯周組織破壊を非外科的に再生させることができれば、患者によるセルフケアが容易になり、歯周炎再発・重症化のリスクが軽減する。また、歯周炎は全身疾患と関連していることから、歯周炎を早期に治療することは全身的な疾患リスクの低減につながる。
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