研究課題/領域番号 |
16K11838
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯周治療系歯学
|
研究機関 | 九州歯科大学 |
研究代表者 |
臼井 通彦 九州歯科大学, 歯学部, 准教授 (10453630)
|
研究協力者 |
中澤 浩二
佐野 孝太朗
森谷 友貴
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | スフェロイド / 歯根膜幹細胞 / 歯周組織再生 / 歯根膜細胞 / 血管内皮細胞 |
研究成果の概要 |
ヒト歯根膜幹細胞(hPDLMSC)とヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)から作製した共培養スフェロイドの特性と歯周組織再生能を検証した.共培養スフェロイドは,hPDLMSCスフェロイドや単層培養したhPDLMSCに比較して,幹細胞関連遺伝子発現,VEGF発現,骨分化誘導時の骨関連遺伝子発現,石灰化結節量が有意に高かった.また,ラット歯周組織欠損モデルへ共培養スフェロイドの移植を行うと,hPDLMSCスフェロイドを移植した群に比較して,歯槽骨再生には有意な差を認めなかったものの,新生セメント質形成が有意に増加していた.以上の結果より,共培養スフェロイドは歯周組織再生を促進することが示唆された.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒト歯根膜幹細胞(hPDLMSC)とヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)から作製した共培養スフェロイドはすでに再生能を有すると報告されている歯根膜細胞に比較して、歯周組織欠損部において、歯槽骨のみならず、歯根膜・セメント質といった組織に関しても、有意に高い再生能力を示した。hPDLMSC、HUVECの細胞の組み合わせ、並びにスフェロイドという培養形態は組織再生を目的とした細胞移植において、有効なツールとなりえる可能性が示唆された。
|