研究課題/領域番号 |
16K11839
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯周治療系歯学
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
森 真理 北海道医療大学, 歯学部, 講師 (30275490)
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研究分担者 |
長澤 敏行 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (90262203)
北市 伸義 北海道医療大学, 予防医療科学センター, 教授 (40431366)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 抗リン脂質抗体 / ベーチェット病 / 口腔内細菌 / 歯周病 / ぶどう膜炎 / 歯周病態・診断学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的はベーチェット患者における抗リン脂質抗体を評価する事であった.ベーチェット病患者と健常者の静脈血を採取し,血清中の抗リン脂質抗体を測定した.混合唾液をベーチェット患者から採取し、DNAを抽出してメタゲノム解析を行なった.その結果、抗リン脂質抗体はベーチェット病患者で上昇し、口腔細菌がbeta-2 glycoprotein Iとの分子相同性を介してこの抗体を誘導していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ベーチェット病は、口腔粘膜のアフタ性潰瘍、外陰部潰瘍、皮膚症状および眼症状を主症状とする慢性再発性炎症性疾患で、原因は不明であるが、環境因子として口腔内細菌の関与が指摘されている。本研究は、ベーチェット病の発症に口腔内細菌がどのように関与するかを明らかにするために、血栓の形成に関与する抗リン脂質抗体に着眼して検討した。その結果、抗リン脂質抗体はベーチェット病患者で上昇し,いくつかの口腔細菌が抗リン脂質抗体の対応抗原と分子相同性を介して抗リン脂質抗体を誘導していることが示唆された。これは将来、ベーチェット病の原因に対する根本的な治療法を確立する可能性が期待され、臨床的な意義があると思われる。
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