研究課題/領域番号 |
16K11842
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯周治療系歯学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
平塚 浩一 日本大学, 松戸歯学部, 教授 (80246917)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 遺伝子発現 / マイクロアレイ / 病原性 / 歯周病 / 診断 / 細菌 / Red complex / マーカー / 遺伝子 / 発現 / Porphyromonas gingivalis / red complex / 遺伝子解析 / 次世代シークエンス / non-coding RNAs / 病原細菌 / バイオテクノロジー / 微生物 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は将来的に歯周疾患が重篤化するか否かを予測する診断法の開発を試みた。 重度の歯周病と特に関連性の高いRed complexに属する3菌種と侵襲性歯周炎の原因菌を加えた4種を対象に,カスタムメイド遺伝子発現マイクロアレイを用いて,病原性の指標となるバイオマーカーの検索を行った。また,翻訳される遺伝子に加えnon-coding RNAを解析対象とした。 各種ストレスを与え病原性を変化させた研究株と,異なる歯周病病態から得られた臨床サンプルを解析試料として用いた結果,病原性の違いが明らかな研究株間の結果と,病態の異なる歯周疾患患者の結果では相似したパターンが一部見いださた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
PCR法による検査法は,特定の細菌の検出量を調査するものであり,病原性を多角的に捕らえる事は難しい。菌種は同一であっても個人の口腔に生息する菌株は異なる。また,菌株が異なれば病原性も異なることが知られている。さらに,個人の健康状態で,その病原性すら変化する。従って,歯周病の進行予測にはホスト側の因子に加え,パラサイト側の病原性を遺伝子発現パターンから解析する必要性がある。本研究結果により,病原性の違いが明らかな研究株間の結果と,病態の異なる歯周疾患患者の結果では相似したパターンが一部見いだされた。これは,将来的にチェアーサイドでの簡易キットの開発につながるものと思われる。
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