研究課題/領域番号 |
16K11845
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯周治療系歯学
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
三谷 章雄 愛知学院大学, 歯学部, 教授 (50329611)
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研究分担者 |
菊池 毅 愛知学院大学, 歯学部, 准教授 (40421242)
尾関 伸明 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (70469005)
茂木 眞希雄 愛知学院大学, 薬学部, 准教授 (00174334)
梅村 正幸 琉球大学, 熱帯生物圏研究センター, 准教授 (90359985)
岡田 康佑 愛知学院大学, 歯学部, 非常勤講師 (00805343)
藤村 岳樹 愛知学院大学, 歯学部, 招へい教員 (40749892)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | IL-35 / 炎症性骨破壊疾患 / ヒト歯槽骨由来未分化骨芽細胞様細胞 / HAOB / BMP-2 / Runx2 / オステオポンチン / オステオカルシン / IL-17 / ヒト骨格筋幹細胞 / 歯学 / 再生医学 |
研究成果の概要 |
未分化な状態であるヒト歯槽骨由来骨芽細胞(HAOB)に対して、BMP-2単独投与、IL-35単独投与およびBMP-2+IL-35同時投与を行なったところ、低濃度のBMP-2単独投与と比較し、低濃度のBMP-2+IL-35投与の方が、よりカルシウム析出の増加を認めた。また、HAOBに対するIL-35投与は、骨芽細胞分化マーカーの遺伝子発現量を増加させた。さらに、HAOBに対するIL-35投与は、細胞増殖を促進した。本研究の課題結果より、歯槽骨の再生を誘導する液性因子の1つとして、IL-35の持つ可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨芽細胞分化に関わるIL-35の役割を明らかにしたことで, 歯周病の治癒機転の解明の一助となるばかりでなく、医学領域の重要テーマである炎症性骨破壊疾患の分野においても貢献できると思われる。具体的にはIL-35の再生治療への応用の可能性,ひいては将来の歯周疾患およびリウマチ性疾患に対する治療へのフィードバックが考えられる。超高齢社会の我が国において重要である低侵襲かつ効率的な骨再生のメカニズムを解明することは、医療費削減に貢献出来る可能性があると考える。
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