研究課題/領域番号 |
16K11859
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
三木 かなめ 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 助教 (30243710)
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研究分担者 |
福井 誠 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 講師 (50325289)
伊藤 博夫 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (40213079)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 天然ハーブ / キャッツクロー / 抗菌作用 / 抗炎症作用 / 抗酸化作用 / 酸化ストレス / 歯周病予防 / 歯学 |
研究成果の概要 |
天然ハーブ・キャッツクロー抽出物による歯周病原菌への抗菌作用およびヒト歯肉由来の線維芽細胞を用いた抗酸化作用・抗炎症作用の評価を行った。その結果, キャッツクロー抽出物を添加することで歯周病原菌の生育を抑制した。またヒト歯肉由来の線維芽細胞においてLPS刺激で誘導された炎症性サイトカインの産生も抑制し, さらに酸化ストレスを想定した培養系での抗酸化作用と創傷治癒効果も認められたことからキャッツクロー抽出物の歯周病予防・改善への応用にむけての有効性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で注目した天然ハーブ・キャッツクローは、関節リウマチの改善などに利用されている伝統ハーブで、多種多様な成分と作用があるのが特徴である。しかし歯周病の予防効果については、不明であった。そこでキャッツクロー抽出物について歯周病に対する有効性について基礎的研究として歯周病原菌への抗菌作用およびヒト歯肉由来の線維芽細胞培養系における抗酸化作用および抗炎症作用の効果を明らかにしたことは、キャッツクロー抽出物の歯周病への応用の可能性のみならず、歯周病と関連のある全身疾患の予防への応用にも大いに役立つことが考えられる。
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