研究課題/領域番号 |
16K11862
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
林田 秀明 長崎大学, 病院(歯学系), 講師 (20238140)
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研究分担者 |
齋藤 俊行 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (10170515)
古堅 麗子 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (90253674)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 高密度リポタンパク質 / 歯周病 / LPS / 高密度リポプロテイン / 高密度リポ蛋白質 / 動脈硬化 |
研究成果の概要 |
血中高密度リポタンパク質(HDL)コレステロールレベルは、Porphyromonas gingivalis(Pg)に対する血清IgG抗体価と男性では有意な関連を示したが、女性では関連が認められなかった。これらの結果から、血中HDLコレステロールレベルと歯周病の関連には性差があることが示唆された。 HDLのコレステロール搬出能やマクロファージにおけるABCA1とABCG1および血管内皮細胞のVCAM-1の発現にはPgLPSの影響は観察されなかった。 HDL機能に対する歯周病菌LPSの影響を無細胞系の機能評価法において、PgLPSは直接的にHDL機能を阻害することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯周病および歯周病原細菌のHDLの量や質に対する影響を調べることは、歯周病が動脈硬化にどのように関連するのかを明らかにする上では重要である。本研究において血中HDL濃度と歯周病細菌抗体価の関連には性差が認められたこと、および歯周病菌の内毒素がHDL機能を低下させる可能性が示唆されたことは、今後の同様の研究の指針になるものと確信している。
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