研究課題/領域番号 |
16K11865
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
喜多 正和 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任教授 (60153087)
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研究分担者 |
山本 俊郎 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (40347472)
金村 成智 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (70204542)
池田 和幸 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30507786)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 川崎病 / 口腔細菌 / 免疫学 / 社会医学 / 口腔由来細胞 / トランスレーショナルリサーチ / 口腔由来細菌 / 細菌 |
研究成果の概要 |
川崎病は乳幼児に好発する冠動脈瘤を合併する全身性汎血管炎である。その発症メカニズムは未だに不明であるが、病原因子に対する免疫応答が関与していることが示唆されている。本研究では、川崎病患児の口腔細菌叢のメタゲノム解析により、病態と関連する口腔細菌を同定することを目的とした。その結果、ヘモフィルス属菌とTM7が川崎病と健常者の口腔細菌叢で異なっており、一部の口腔細菌叢が減少していることから、口腔細菌叢のdysbiosisと考えられた。従来、dysbiosisにより免疫系のバランスが崩れ、多様な免疫疾患が発症することが推測されており、同様の機構が川崎病の病態形成に関与しているものと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
川崎病は現在でも小児の 後天性心疾患の原因としてトップに位置しており、第24回川崎病全国調査では、2015年に患者数が過去最高を更新している。また、川崎病は心筋梗塞等の合併症を引き起こし、死に至ることもあるため、我が国の少子高齢化現象のなかで大きな問題となっている。本研究により川崎病の起炎菌が明らかになれば、それに有効な予防法・治療法の開発へとつながるため社会的意義は大きいと考えられる。
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