研究課題/領域番号 |
16K11867
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 九州歯科大学 |
研究代表者 |
福泉 隆喜 九州歯科大学, 歯学部, 准教授 (50275442)
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研究分担者 |
山口 摂崇 北海道医療大学, 歯学部, 助手 (50759222)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 介護保険施設 / 口腔機能 / 経年変化 / 歯科医療管理学 / 介護保険サービス |
研究成果の概要 |
本研究は、介護保険施設の新規入所者の咀嚼・嚥下機能や身体機能の推移を観察するコホート調査を行うことで、咀嚼・嚥下機能と身体機能の関係を明らかにすることを目的とした。その結果、アセスメント項目の2項目以上に該当した場合に、口腔及び全身のQOL並びに口腔関連項目に違いが認められる可能性が高いことが示された。また、口腔機能は調査開始2年後で、開始時と比較して有意に低下したが、他の指標に有意な変化は見られなかった。ただし、一部の対象者に体重減少が認められた。体重が減少した対象者の日常生活上の身体活動などについて確認したが、この体重減少に関連する要因の特定には至らなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、介護保険施設に新たに入所する高齢者を対象として、介護保険施設でこれまでにない新たなサービスを、介護保険制度へ導入する端緒となる可能性のある新しい取組であり、施設入所者の要介護度の維持やQOL の向上を図ることにつながる特色ある研究でもある。本研究の成果により、介護保険に新たな口腔関連の施設サービスが導入されれば、施設入所者が、24 時間、365 日、安心・安全に生活を送ることができる介護サービスのシステム作りに貢献する極めて意義のある研究であるといえる。
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