研究課題/領域番号 |
16K11881
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
豊福 明 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (10258551)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 歯科心身症 / 歯科心身医学 / 舌痛症 / 口腔セネストパチー / 非定型歯痛 / phantom bite syndrome / 生物学的指標 / 脳機能画像 / SPECT / Phantom bite |
研究成果の概要 |
症状やその重症度、さらに治療効果判定などに患者の主観に頼らざるを得ない部分が大きい歯科心身症の診断や治療に有望な生物学的指標を探索し、それらに基づいた「歯科心身医学」体系の再構築を目指した. 脳機能画像研究の他に歯科心身症(非定型歯痛や口腔セネストパチーなど)と精神科疾患とのcomorbidity(共存・併存)も明らかにし、薬剤反応性に関与する唾液分泌量の変化や心電図上の変化などについて特別な機材を使わなくても簡便に実施できる生物学的指標の可能性を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生物学的指標の追究により本症の治療法や病態の解明が進展することで、今まで際物扱いされてきた歯科心身医学が諸外国で見直されてきている。その結果、これまで「不定愁訴」扱いされ、医療者から忌避されてきた患者の救済に少しずつつながっている。より本邦の実情に即した本症の医療体制・学問体系が構築されることで、将来的には本邦より海外に向けて「歯科心身症の診断・治療体系」を発信することが可能となると期待される。
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