研究課題/領域番号 |
16K11899
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 日本歯科大学 |
研究代表者 |
小松崎 明 日本歯科大学, 新潟生命歯学部, 教授 (60256980)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | フレイル / NIRS / サーモグラフィー / 介護予防 / 唾液腺マッサージ / NIRS(近赤外分光分析法) / 赤外線サーモグラフィー / サルコペニア / 機能訓練 / 顎機能評価 / NIRS / 口腔機能 |
研究成果の概要 |
フレイルの評価に活用できる口腔機能アセスメント指標の開発を目的として、赤外線サーモグラフィーおよびNIRS(近赤外線分光法)による複合指標を構築し、その精度を検証した。唾液腺マッサージの効果について、事前冷却を反映したOxy-Hbの低下、マッサージ効果を反映したOxy-Hbの上昇を確認でき、再現性も確認できた。 本方法により咀嚼支持機能の低下や介護予防の効果を包括的に把握できる可能性を確認できたが、指標化に関して問題となっていたソフトウェアの構築と、NIRS測定の規格化を含めて、引き続き開発業者と連携し検討を実施したい。実用化に向けては高齢期の口腔乾燥症患者での追加検証等が必要と考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
介護保険制度も予防重視へと転換が図られ、介護予防の重要項目に口腔機能向上が挙げられている。しかし、介護予防の成果を評価する指標には主観的なものが多く、客観的なアセスメント指標、効果確認指標が必要とされている。 そこで、本研究では赤外線サーモグラフィーとNIRS(近赤外線分光法)を組み合わせた複合指標を新たに開発し、唾液腺マッサージ等の効果確認に使用できないか検証を実施した。本研究の成果から、頬部マッサージ効果の評価が可能な指標としての有用性、再現性を検証でき、咀嚼・咬合の支持機能評価の重要性を確認することができた。本研究の発展により、フレイルの前兆的変化を把握する事も可能と考えられる。
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