研究課題/領域番号 |
16K11914
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
大川 百合子 宮崎大学, 医学部, 准教授 (60270055)
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研究分担者 |
深井 喜代子 岡山大学, 保健学研究科, 教授 (70104809)
西田 佳世 聖カタリナ大学, 人間健康福祉学部, 教授 (60325412)
坂下 恵美子 宮崎大学, 医学部, 助教 (70511195)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | フェイスマッサージ / 看護技術 / 職業性ストレス / 看護師 |
研究成果の概要 |
本研究では看護師の職業性ストレス緩和に長期的なフェイスマッサージの介入が及ぼす効果について検証した。地域で働く看護師を対象に,フェイスマッサージ及び安静の実施を1回/週×4週間ずつ,合計8週間実施した。生理的指標としてバイタルサイン,唾液コルチゾール,唾液アミラーゼ,sIgA,心理的指標として「POMS2」「職業性ストレス簡易調査票」等を使用した。その結果,フェイスマッサージ群は,sIgAが1週と4週目に増加した。また,ネガティブな気分の減少や対人関係に関連する得点の増加があった。フェイスマッサージを継続することでポジティブな気分の変化が生じ,職業性ストレスを緩和する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、フェイスマッサージの継続が、生理的・心理的変化をもたらし、看護師の職業性ストレスの緩和の一助になることが明らかになった。看護師の働く環境改善に取り入れるための根拠になると考える。また、看護師だけでなく、社会的要因から慢性的なストレス下にある女性を支援する方法の一つとしても採用できると考える。フェイスマッサージにより慢性的な心身の疲弊感を抱える人々の心と体の緊張をほぐし,精神的健康の維持,日常生活の質の向上,社会参加のサポート等にも貢献できると考える。
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