研究課題/領域番号 |
16K11931
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
浅野 きみ 金沢医科大学, 看護学部, 講師 (10735351)
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研究分担者 |
紺家 千津子 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (20303282)
向井 加奈恵 金沢大学, 保健学系, 准教授 (30755335)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | リンパ浮腫 / リンパ管迂回路 / 前集合リンパ管 / リンパ閉塞 / ICG / EdU / EDU / マウス / 迂回路 / 導出リンパ管 / 集合リンパ管 / リンパ管新生 / 雌マウス / リンパ断端 / リンパ郭清後 / 下肢 / メスマウス / リンパ流 / 組織学 |
研究成果の概要 |
本研究により、リンパ閉塞後の迂回路出現の機序が明らかとなった。集合リンパ管を結紮し、リンパ管閉塞後に出現した迂回路を組織学的に特定したところ、集合リンパ管は結紮部手前より前集合リンパ管を通って迂回し、迂回路の終焉では徐々に集合リンパ管に繋がっていた。また、リンパ管新生の所見はなかった。浮腫の軽減や線維化の防止策までは到達できなかったが、前集合リンパ管が集合リンパ管として結紮部位のリンパの排出の役割を担っていたことは、ヒトでのリンパ浮腫における浮腫軽減のアプローチに繋げて役立つ可能性があることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでヒトにおけるリンパ節切除後のリンパ流やリンパ節については、新しいリンパ管がどのように出現するかまでは言及されていなかった。 本研究成果より、マウスでのリンパ閉塞後の迂回路出現の機序が明らかとなったことは、リンパ管の閉塞が側副リンパ管や迂回路の形成に有用である可能性がある。今後のさらなる研究によって、ヒトでのリンパ浮腫の発症予防や治療、効果的なケアにつながる可能性がある。
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