研究課題/領域番号 |
16K11933
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 佐久大学 |
研究代表者 |
吉田 文子 佐久大学, 看護学部, 教授 (80509430)
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研究分担者 |
山内 豊明 放送大学, 教養学部, 教授 (20301830)
川西 美佐 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 教授 (80341238)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ティーチングスタイル |
研究成果の概要 |
米国の看護学教員71人と看護学以外の教員34人を対象に、The Teaching Style Assessment Scaleを用いたWeb調査を実施した。看護学教員と看護学以外の教員とでは、ティーチングスタイルに有意な差は認められなかった。日本の看護学教員には郵送調査で実施し、1261人の回答を分析した。日本の看護学教員と米国の看護学教員との間には有意な差があり、日本の看護学教員は、より教師中心的なティーチングスタイルの傾向にあった。判別分析の結果、教師中心と学習者中心の主な違いは「個別化」であり、学習者中心の教員は「個別化」を受け入れ、教師中心の教員は「個別化」を拒否していると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教育パラダイムの転換により、学習者中心の授業実践への取り組みが増加にある。しかしながら教員の教育観が変化しなければ、どんな手法を使おうとも学習者中心の授業は難しく、その効果は得難い。教育観を可視化することは難しいが、その教育観に近いものとしてティーチングスタイルがある。本研究において、米国教員のティーチングスタイルや日本の看護学教員におけるティーチングスタイル(教師中心か学習者中心か)の主な違いを明らかにしたことは、学習者中心の授業に向けたFDへの一資料となる。
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