研究課題/領域番号 |
16K11958
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 福岡県立大学 |
研究代表者 |
石田 智恵美 福岡県立大学, 看護学部, 教授 (50352349)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 知識の構造化 / 演習・実習連携授業 / 授業研究 / 基礎看護技術 / ワークシート / 演繹的思考 / 帰納的思考 / 事例 / 看護学生 |
研究成果の概要 |
本研究は,看護学生が実習で既習の知識や技術を活用できるための教授方略を探り,教授プログラムとして具現化し,教材としてのワークシートの開発を目的として始められた。2016年度に教授計画に基づく1回目の授業を実施し,2017年度・2018年度のブラッシュアップを通して内容と実施方法が完成した。授業のために開発されたワークシートは,課題に対して単に個人が回答するのみでなく,グループでディスカッションし,その結果を他のグループと比較することが含まれている。このような活動を通して,学生個人が自らの思考を振り返り,他者の意見によって視野を広げ,さらには実習の場面でその考えを活用できることが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学生の帰納的・演繹的な思考を促すために授業が計画され,授業計画に基づきワークシートは発問と応答の系列に組み立てられている。学習者がワークシートの発問に応答することにより,個人の思考,グループディスカッションおよびクラス全体の意見交換による視野の広がりが促され,知識の構造化を促進することができる。これらの活動は,最適な看護を実践する基礎となり,ひいては卒後の看護実践へ反映されることが期待される。一方,教授内容をテキスト化することで看護系教員のFDへつなげていくことが可能となる。さらに,開発された教授方略は,看護系以外の技術教育の分野(工学系,福祉系)に応用することも期待できる。
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