研究課題/領域番号 |
16K11961
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
吉村 惠美子 国際医療福祉大学, 小田原保健医療学部, 教授 (10413163)
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研究分担者 |
山田 智美 国際医療福祉大学, 小田原保健医療学部, 講師 (70757583)
照屋 健作 帝京平成大学, 現代ライフ学部, 講師 (30751599)
蔵谷 範子 国際医療福祉大学, 小田原保健医療学部, 教授 (00320846)
渡辺 みどり 長野県看護大学, 看護学部, 教授 (60293479)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 老年看護 / 看護アセスメント / 急性期病院 / 看護師教育プログラム / 高齢者看護 / 看護教育プログラム / 老人看護学 / 医療・福祉 / 教育学 |
研究成果の概要 |
高齢者は入院によって有害事象を引き起こしやすく,看護師は高齢者特有の問題を的確にアセスメントすることが重要である.本研究はこのアセスメント力向上を目指した教育プログラムを開発し有効性を検討した. 専門看護師へのインタビューから,アセスメントの5つの構成要素を明らかにし,現任教育担当者のグループインタビューから,効果的な教育方法,3つの方略を導き出した. 教育プログラムは①専門看護師による講義,②転倒転落,せん妄など有害事象6項目に関する自己学習,③事例検討で構成した.その結果,高齢者看護の基本的知識正答数,アセスメント過程,すなわち,①状況の認知能力,②具体的判断能力,③実践能力が有意に上昇した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超高齢社会の我が国において,一般病院では65歳以上の高齢者の入院率は7割を超えている.急性期病院では高度医療の実施,入院期間の短縮などにより,有害事象が発生し,高齢患者にとって入院の弊害が大きい.一方,急性期病院の看護師は高齢者の病状と加齢変化,個別の生活から起こる看護問題を的確にアセスメントすることの困難性を抱えており,アセスメント力の向上が必要である. 本研究は,①看護師の高齢患者に対する看護アセスメントのスキルの獲得が期待できる,②高齢患者の特性に配慮した高齢者中心の視点を獲得でき,老年看護実践の質の向上に寄与できる,③当該分野の日本の学術研究はほとんど見当たらず,研究の意義は大きい.
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