研究課題/領域番号 |
16K11963
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
田所 良之 東京医科大学, 医学部, 准教授 (50372355)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 日本文化 / 対人援助関係 / 対人援助 / 看護教育学 |
研究成果の概要 |
日本文化に根ざした患者-看護師間の対人援助関係の構築・維持・促進に関する教育に資する看護教材の開発を目的として、日本で働く外国人看護師、海外で働く日本人看護師を対象とした研究等から知見の統合を試みた。 慢性疾患患者や高齢者は長期に渡って医療者との関係が続くことからその中に日本文化に根ざした対人援助関係がみられる傾向があると考えられた。日本における対人援助関係を構築・維持・促進する看護として、細やかなおもてなしのような接し方、献身的な気持ち、言外情報の読み取り、親身な寄り添い、羞恥心への配慮、察し、礼儀を重んじる、調和と協調性、近すぎない距離感等の鍵となる概念が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
対人援助関係とその構築・維持・促進は、それぞれが属する文化・生活様式・考え方・価値観に強く影響をうけており、日本文化におけるものと欧米におけるそれとは異なる。欧米では自身の考え・意見や意向を明示し相手に伝えることがよしとされるが、自己主張しすぎることは日本文化においては昔から避けるべきとされていた。時代や文化も変化していくと考えられるが、日本においてよしとされてきた文化に根ざした看護はどのようなものかという知見を意識しておくことで、文化や時代の変化にあわせて、意図的に求められる看護のかかわりも変化させていくことが出来ると思われる。
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