研究課題/領域番号 |
16K11966
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 日本赤十字看護大学 |
研究代表者 |
西田 朋子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 准教授 (20386791)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 新人看護師 / 支援 / 教育 / 教育支援 / 指導困難 / 教育的配慮 / 教育的支援 / 看護学 / 教育指導方法開発 |
研究成果の概要 |
国内文献の検討を行った結果、会議録がほとんどであり十分な研究論文は見当たらないことがわかった。英文献では、ケーススタディのように個別の状況を明らかにしているものが多く、全体としてどのような傾向にあるのかを示したものはほとんど見当たらなかった。聴き取り調査では、少なからず他の新人看護師よりも進捗の緩やかな者の存在が明らかとなっている。このような特徴を持つ新人看護師 は、特徴として「看護技術の修得がゆっくりである」「自己評価が高い」「何度指導しても覚えられない」等があり、指導する側が疲弊したり、夜勤や一人立ち の時期を遅らすことをする必要が生じている状況が語られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国内外における特別な支援を要する新人看護師に関する研究的取り組みに関する状況の把握ができたことが1点目である。2点目は、これまで個別の経験からの情報のみであった、指導に困難があり、何らかの特別な支援が必要な新人看護師が、現場でどのような状況にあるのか、聞き取り調査から見えてきたことがある。 特に、初等中等教育においては特別な教育支援を要する児童や生徒への配慮や指導に関する報告は見られているが、専門職育成を行う看護学教育において、また就職後の新人看護師指導においてどのようなことを考慮していく必要があるか、また研究的な取り組みを進めていく必要があるその一端が明らかになったことに意義がある。
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