研究課題/領域番号 |
16K11970
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 甲南女子大学 |
研究代表者 |
前川 幸子 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (30325724)
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研究分担者 |
鈴木 志津枝 神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (00149709)
脇坂 豊美 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 准教授 (50315321)
岡本 朋子 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 講師 (60512340)
原田 千鶴 大分大学, 医学部, 教授 (80248971)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 看護学生 / 患者理解 / 臨床教育 / 教育方法 / 看護教員 / リフレクション / 解釈的循環 / 看護学実習 / 省察的学習 / 解釈学的研究 / 看護臨床教育 / 看護学生の経験 / 看護学 |
研究成果の概要 |
看護学実習における学生の「患者理解」の経験を明らかにすることで、それに基づく臨床教育の方法を検討した。看護系大学に所属する学生(1年生~4年生)に非構成的面接法を複数回行い、得られたデータを質的に分析した結果、学生の「患者理解」の経験において5つの特徴が見出された。その特徴をもとに、臨床教育における方法として、1)「学生理解」における解釈的循環、2)学生を確定しないという在り方、3)倫理的実践としての学生理解、4)リフレクションが生成される場作りへの取り組みが見出された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
看護学実習における学生への指導方法は、ともすると専門的知識や技術、看護過程の習得に重点が置かれ、学生の看護の体験は二次的なものとして捉え兼ねない状況がある。学生の「患者理解」の経験が明らかになることは、学生と教員、臨床実習指導者との関係のあり方、すなわち教員や実習指導者は如何に学生理解をしているのか、という問いを自らに差し向けることを促し、新たな看護学教育への視座が得られる。
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