研究課題/領域番号 |
16K11980
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
漆坂 真弓 弘前大学, 保健学研究科, 講師 (70326304)
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研究分担者 |
北島 麻衣子 弘前大学, 保健学研究科, 助教 (70455731)
野戸 結花 弘前大学, 保健学研究科, 教授 (80250629)
冨澤 登志子 弘前大学, 保健学研究科, 准教授 (70333705)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 緊急被ばく医療 / コア・コンピテンシー / 原子力災害 / コンピテンシー / 看護 |
研究成果の概要 |
研究目的は、緊急被ばく医療を担う看護師に必要とされるコア・コンピテンシーを明らかにし、コア・コンピテンシーモデルの作成とそのモデルに基づいた教育プログラムを開発することである。 緊急被ばく医療を担う看護師は、救命優先の原則に則り、医師らと協働し救命処置を行うこと、放射線及び放射線防護に関する知識を活用し適切な除染処置を行うこと、放射線影響を懸念する傷病者への対応が基本的アとして求められる。さらに放射線事故や災害がもたらす身体的、心理的、社会的影響を理解し、放射線による汚染と被ばくを伴う傷病者とその家族の苦痛と苦悩に寄り添い看護すること、傷病者やその家族の尊厳や権利を尊重することが期待されている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
緊急被ばく医療が必要とされる事象は稀有でありながらも、ひとたび発生すると多様な医療ニーズを抱えた人々に対応することが看護師には求められる。そのため平時から緊急被ばく医療を担う人材育成は不可欠である。福島第一原子力発電所事故を契機に、医療者の放射線や被ばくに関する知識不足、傷病者受け入れ体制の準備不足など、緊急被ばく医療に関する多くの問題が露呈した。緊急被ばく医療を担う看護師に求められる根拠に基づく実践と態度、倫理的な判断、責任等、被ばく医療における実践能力(コア・コンピテンシー)を明らかにしたことは、被ばく医療における質の高い看護を提供する教育プログラム構築に貢献できるものと考えられる。
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